学習における3つの力
公開日:2025/12/03
学習における3つの力を考えてみます。
次の3つです。
カッコの中は、車に例えた場合です。
①認知能力(エンジン)
②非認知能力(ハンドル・アクセル・ブレーキ)
③メタ認知能力(ナビ)
①は「見える学力」で、点数で表せます。
②と③は「見えない学力」で、
点数で表すのは難しいです。
そして、「見える学力」を支えているのは
「見えない学力」です。
ここから、3つの力を、具体的にお伝えします。
①認知能力【頭】(エンジン)
次の4つが代表的な認知能力です。
・読解力(国語力)
・論理的思考力(数学力)
・ワーキングメモリー(短期記憶)
・情報処理速度(処理の速さ)
②非認知能力【心】(ハンドル)
代表的な2つを記載します。
・感情コントロール力
(アクセル:やる気/ブレーキ:自制心)
・コミュニケーション力
認知能力が【頭の力】とすると
非認知能力は【心の力】です。
学校の成績は、前者の力ですが、
それを支えているのは、後者の力です。
つまり、「心の成長」が必要です。
③メタ認知能力【頭の上】(ナビ)
・振り返り力
・自己修正力
これらは、自分を客観視する力であり、
必要に応じて自分の考えや行動を修正する力です。
ここで、あらためて、車の例を用います。
学校の成績を上げることは
【エンジン(認知能力)】の
性能を上げることに似ています。
しかし、エンジンだけでは、車は走りません。
勉強ができるだけでは、
社会で生きていくのは難しいです。
【ハンドル・アクセル・ブレーキ(非認知能力)】を
自分で操作することで、車は走ることができます。
自分で学習を進めるには、この力が必要です。
社会で活躍する人には、この力が求められます。
また、【ナビ(メタ認知能力)】があることで、
目的地にたどり着きやすくなります。
学習の本質は、「繰り返し学習」であり、
その際には、この力が必要になります。
志学ラボでは、
子供たちの3つの力が高まるように、
「対話」を大切にしながら
学習サポートをしています。
そうです。実は、かなり深いことを考えながら
「対話」をしているのです。



